最近ではクリスマス以外でも季節のリースを飾ることが増えました。造花・ドライ・プリザーブドだけでなく、実ものばかりのリース、リボンをたくさんつけたリースなど、アイデア次第で様々なリースが作れます。土台となるリースベースもツルだけでもたくさんの種類があります。こちらの記事ではスムーズにリース作りの第一歩を踏み出せるよう、作り方の簡単な説明と、15個のデザイン例をご紹介させていただきます!
目次
・リースを飾る意味
・リースを作るための材料 必要なものリスト
・可愛い、映えるリースの作り方のコツ
・基本のリースの作り方【動画】
・真似してみたい、花材別リース作品例と作り方
・まずは始めてみよう!
リースを飾る意味
始まりも終わりもない円形のリースのは、永遠に繋がっていくものの象徴として、永遠性のシンボルと言われています。クリスマスリースには、キリスト教の教えが合わさり、永遠に続く神の愛という意味が込められているそうです。また、冬でも力強く美しい緑の葉をつけるヒイラギや常緑樹は生命力の象徴とされ、災いから守ってくれるものとされています。
リースはクリスマスの時期以外でも、季節感を出すインテリアとして玄関ドアやリビングなどに飾られることが多くなりました。棚に立てかけたり、机の上にただ置いても素敵です。
お正月のしめ縄飾りを外した後のドアに、和風リースを飾れば、引き続き華やかな気分を味わうことができます。その他、ハロウィン・ひな祭り等々イベントに合わせたリースを作って飾ったり、中には新生児をすっぽり包み込むような大きなサイズのリースで、ニューボーンフォトを楽しまれる方も多いようです。
飾る楽しさももちろんですが、作ることを楽しめるのもリースの良いところです。作って楽しく飾って嬉しく。材料がどんなものなのか、どんな方法でつくるのかなど、ちょっとしたコツさえ分かれば誰でも簡単に楽しむことが出来ます。
リースを作るための材料 必要なものリスト
材料は作り方によって変わってきますが、スタンダードなリース材料の一例をご紹介します。
造花のリースであれば以下に加えてクラフトはさみ(生花であれば加えて生花用はさみ)、ニッパー、グルーガンなどもあると便利です。
【材料】
- 花材
- リースベース
- リースワイヤー
それぞれの選び方など、詳しく見ていきます。
生花リースに適した花材は?土台は必要?
生花を生のまま楽しみたい場合には、リース型フォームに挿していくのが一般的です。この方法であれば、ほとんどの生花を使っていただくことが出来ます。
短くカットすることで給水も良くなり、夏でも花が日保ちしやすくなります。
生花をリースにして、そのままドライにしたい場合には、ツルのリースベースを使って、リースワイヤーでキツめに巻きつけていきます。
カスミソウやスターチス、千日紅など、そのままドライになりやすい花材を使うのがオススメです。ドライになると花材が縮むので、それを想定して少し詰め気味に作るのがコツです。
土台なしで作ることもできますが、花材1つ1つをワイヤリングし、ガーランドを作り、それを丸めてリースにするなど、少しテクニックが必要です。
リボンや木の実、花材以外の素材
全てを花材で埋めようとするとかなりの量の花材が必要となります。リボン・木の実・ハンドメイドフラワー・クリスマスのオーナメントボールなどのボリュームの出る装飾品をうまく使うと、少ない花材でも十分にリースを作ることが出来ます。とくにプリザーブドフラワーはお花一輪が高額なので、それだけでリースにするよりもその他の素材を混ぜて作るのがおすすめです。
土台は色々。天然素材のつるやワイヤーベースなど、花材に合わせて使い分けましょう
お教室等では丸くリース型に仕上げた天然素材のつるを使うことが多いようです。赤づるやキウイつるを使って、つるそのままの状態を自分で絡めて土台(リースベース)を作る方もいらっしゃいます。自分で作るリースベースは枝のナチュラルな動きを生かしたリースづくりを楽しめるのが魅力です。
小学校では夏に育てた朝顔のつるをリースベースとしてリース作りを行うところも多いようです。朝顔のつるは乾燥しても柔らかくふわふわとしているので、小学生でも簡単にリースベースにすることができます。
その他にリング型のプラスチックトレーにフォームがついたリング型フォーム(ドライ用・生花用があります)やワイヤーのリース土台などがあります。
リースワイヤー等花材を固定するもの
天然素材のつるのリースベースを使う場合にはリースワイヤーで花材を巻き付けていくタイプのものが多いようですが、 ワイヤリングしづらい実ものなどはグルーガンがあると便利です。木工用ボンドだとすぐに固定することができないためおすすめしません。自然素材のベースであれば、低温グルーガンでも十分に接着することが出来ます。
接着剤の使い分けは、こちらの記事を参考にしてください。
接着剤の使い分け
可愛い、映えるリースの作り方のコツ
せっかく作るなら、可愛いもの、SNS映えするものを作りたいですよね。
まずは色やデザイン、全体の雰囲気を決めていきましょう。生花でフレッシュ感を楽しむのか、生花でつくってそのままドライにさせるのか、造花・プリザーブドで長く楽しむのかなど、素材を何にするのかも重要です。まずは丸くなったつるのリースベースを使うとチャレンジしやすくなります。
メイン素材を決める
造花のリースであれば季節を問わず人気のお花や好きなお花を飾ることが出来ます。特に最近はオフシーズンでもポピーやアネモネなどの季節の造花を使ったアレンジメントが増えているようです。水下がりの心配が無いので、繊細なお花をモチーフにしたものも気軽に使えるのが良いところですね。インスタ映えなどを狙うのであれば、インパクトのある造花リースがおすすめです。
土台選び
土台には以下のようなものがあります。
- ・つるで作られたリースベースをそのまま使う
- つるの間に花材を差し込んでいく方法、グルーガンで接着していく方法、リースワイヤーで花材を縛り付けていく方法などがあります。
- ・枝(造花・生花・ドライ)
- 自分で丸めてリースベースを作る時に使われます。
- ・ワイヤー等の金属で作られたリースベース
- リースワイヤーや結束バンド等で縛り付けていく方法、グルーガンで接着してく方法など。
- ・リング型トレイに生花用フォームがついたリース型フォーム
- しっかりと水揚げをしたお花を短くカットしてアレンジするように挿していきます。
- ・リング型の発泡スチロールやドライ用フォーム
- 木工用ボンドなどを使いながら、短くした造花やプリザーブド、ドライフラワーを挿していきます。
デザインを考える
イメージが湧きにくいようであれば、最初は色々な作品例を見て、それを真似てみるのも上達のコツです。
初めての方はキットを使うのもおすすめです
はなどんやの、「ポインセチアのフローラルリースキット~佐藤俊輔スペシャルコラボ~」を使って、基本的な作り方をご紹介します。
基本のリースの作り方【動画】
1)材料を揃える
リースを作成する材料を揃えます。
- 造花/ポインセチア 1束
- 造花/ルスカス 1束
- 造花/パンジー 約3本
- 造花/スノーローズ 約3パーツ
- 造花/ブバリア ホワイト 2本
- 造花/ブバリア ライラック 2本
- 造花/ローズバンチ 1束
- ドライ/ラグラス 約12本
- ベリーピック ゴールド 約12本
- ベリーピック ダークチェリー 約12本
- リースΦ20cm 1個
- ダマスクリボン 適量
- 麻紐 適量
- ワイヤー 適量
2)花材を切り分ける
花や葉は加工しやすいように花びらや葉ごとにばらしたり、切り分けたりしてワイヤリングします。このリースの場合は、ポインセチアを枝から外して、花びらの形にしてから1枚ずつ切り離し、1~2枚ずつワイヤリングします。ルスカスの葉も2枚葉程度に切り分けてワイヤリング。パンジー、スノーローズは枝を残して切り分けます。
切り分けた花材を12束分に分けます。
小さな花束(ブーケ)を作って、土台に留める
分けた花材を、12個の小さなブーケにして、土台に留めて行きます。
ポインセチアを外側にして、ブーケを作り、麻紐で強めに結びます。
リースの上に仮置きして配置を確認したら、ワイヤーでリースにブーケを留めていきます。
等間隔に配慮し、なるべく垂直になるように留めていきましょう。
リボンをつけて完成
全てのブーケを留め終わったら、残しておいたルスカスの葉をグルーガンで留め、仕上げにリボンを結んで完成です。
真似してみたい、花材別リース作品例と作り方
あなたが作りたいリースのメインに据えるお花はなんでしょう?いろいろな花材別のリース作品をご紹介します。
ミモザやかすみ草を使ったフレッシュリース
ミモザやかすみ草はそのままドライになる花材なので、リースに人気です。
パーツの細かいお花なので、上でご紹介させていただいた動画同様ミニブーケをたくさん作ったものをリースベースにつけていく方法がおすすめです。乾燥すると少しコンパクトになりますので、ブーケはぎゅっと固く結んでおく、配置もツメツメ位でちょうど良い場合が多いです。ドライになった後の状態をイメージして作成してくださいね。
具体的な作り方は、下記の記事えご紹介しています。
ミモザのハーフリースの作り方
【動画付き】かすみ草のハーフリース
【動画付き】ミモザとグリンのフレッシュリース
松ぼっくりや木の実を使ったナチュラルクリスマスリース
松かさや木の実だけのクリスマスリースもナチュラル感たっぷりでオススメです。
スプレー等でゴールドやシルバーにペイントされた商品もありますし、自分でも簡単にスプレー等でペイントすることが出来ます。
ヒバや杉の緑と松ぼっくりの金、赤い実でクリスマスリースを作る
葉牡丹を使ったお正月のリース
ドアにはしめ縄飾り、おうちの中にはお正月のお花を使ったリースはいかがでしょうか。
生の葉ボタンをリング型フォームにアレンジしてテーブルに置けば、ぱっと華やかなお正月らしい食卓に早変わりです!
作り方は、こちら葉牡丹を使った和風リース
ユーカリやオリーブを使ったグリーンリース
こちらもそのままドライになるフレッシュ素材です。
ユーカリはドライになってからも爽やかな香りも楽しめるのでおすすめです。
グリーン主体のリースの作り方はこちらを参考にしてください。
ユーカリの葉と実のリースの作り方
デージーとユーカリのガーデンリースの作り方
オリーブをつかった投稿作品
ローズマリーやラベンダー、レモングラスを使ったハーブリース
香りも爽やかなハーブを使ったリースで、お部屋の空気をさわやかに。
ローズマリーとラベンダ―のリースの作り方
ナチュラルガーデンウェディングの花冠に
コキアやスモークツリーを使ったふんわり立体感のあるリース
ふわふわと癒やされるようなリースが出来ます。生花でインスタ映えを狙うならスモークツリーはオススメです。
スモークツリーを使った 投稿作品
ツルウメモドキ、唐辛子や南天、アジアンテイストのリース
唐辛子は魔除けや厄除けとして使われることもあります。リースにして、住む人に幸せを願うのも素敵です。
ラムズイヤーや多肉植物を使った葉っぱが主体のリース
お花の代わりに、ぷっくりとした葉が魅力の多肉植物を使ってもリースが作れます。一味違ったリースを作りたい人におすすめです。
ツルウメモドキと唐辛子のリース
ドライの多肉植物を使ったリースの作り方
机に置く 寄せ植えタイプのグリーンテーブルリース
ラムズイヤーをつかった投稿作品
まずは始めてみよう!
いかがでしたでしょうか。簡単そう!と思った方も難しそう…と感じられた方もまずはとにかくひとつチャレンジしてみることをおすすめします!
まずは土台を眺めてイメージするところから始めてみても良いかもしれませんね。
はなどんやアソシエでは様々なタイプのリース材料が全て揃います。ぜひごゆっくりお買い物をお楽しみください!
花器・リース