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- サイズ:
- W41.5×D16×H21.8cm
トタン
水に強いトタン製。ヨーロッパのお花屋さんで広く使われています。スロバキア製
商品の特性上サイズには5mm程度の誤差がある場合があります。
■■■Mフラワーポットのより詳しい説明■■■
《ブリキとトタンの違い》
ブリキは、鉄の表面に錫(スズ)をメッキしたものです。
錫は化学的に鉄より不活発なので錆びにくく、光沢がきれいで、鉄の保護膜としての役割を果たします。
また、錫は少々の酸やアルカリにも侵されません。
ところが表面にキズがつき、そこに水がついた場合、錫は鉄より反応性(イオン化傾向=イオンになりやすさ)が小さいので、鉄の方が溶けやすくなります。
つまり、鉄は錫があると余計に錆びやすくなってしまうのです。だから、戸外では使わず、短期間使うだけの石油缶や、室内に置く茶筒などに、表面のきれいなブリキが使われます。
《Mフラワーポットはブリキではなくトタン製です。》
トタンは、鉄に亜鉛をメッキしたものです。
ブリキの表面は滑らかなのに対し、花模様が見られるのが特徴です。
亜鉛は化学的には鉄より活発で、一見、鉄の錆止めにはならないように思われます。
ところが、亜鉛の表面にできる錆は、鉄の錆のようにガサガサでなはなく、緻密です。
また、亜鉛の錆は色が白いので、鉄の赤錆のように目立ちません。
トタンは大気中で使用していると、表面に緻密な亜鉛酸化物皮膜を形成します。
亜鉛メッキが優れた耐食性をもっているのは、この亜鉛酸化皮膜が下地を保護するからです。
また、トタンにキズがつき、そこに水がついたとすると、鉄よりも亜鉛の方が溶け出しやすい(イオン化傾向が大きい)ため、鉄は守られて錆びにくくなります。
つまり、腐食されて地金があらわれても、トタンのほうが長持ちするわけです。
《Mフラワーポットに関して》
腐食に強いとはいえ金属であるため、あまり長時間、酸・アルカリにさらすと溶け出してしまいます。
水に浸かっていた部分の表面が黒く変色するのは、切花の前処理剤に含まれる銀が、亜鉛より溶けにくい(イオン化傾向が小さい)ために表面に析出したものだと思われます。
一度析出した銀はフラワーポット自体を傷めることなく取り除くことはできないので、無理に落とそうとはしないで、そのまま使用して下さい。(基本的には水に触れている内側にしか出ないはずなので、そこまで気にならないと思われます)
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