【生花】ヒカゲカズラ(20cm程度)束単位　(中国　宝和)

日陰鬘(ヒカゲノカズラ)


■基本データ
ヒカゲノカズラ科　ヒカゲノカズラ属　別名:蘿(かげ)、日陰葛(ヒカゲノカズラ)

シダ植物の一種ですが、姿や植生はコケに近い植物になります。
山野に自生する多年草で、地表を這い回るように生育します。
古事記や万葉集にも記載があり、大嘗祭などの神事にも用いられたという神聖な植物でもあります。
切り花としては名前を略して「ヒカゲ」「ヒカゲカズラ」と呼ばれています。


■おすすめポイント
埋めに使える!便利な花材。束20～30本程度入ってます。
茎に細かい葉がついておりブラシのような花材ですが、硬い見た目とは逆にしなやかで柔らかく、取り扱いも簡単です。
乾燥させても比較的色が残り、取り扱いや加工が簡単なことから、ドライフラワーやアート素材でも活用されています。


■出回り時期に関する説明
通年(主に中国産)


■使い方
アレンジやブーケ・・・作品の足元に。正月アレンジなどの和のデザインにも使いやすいグリーンです。給水フォームに刺さりにくい時は、ワイヤーなどで抑えてあげると浮きにくいです。

ドライフラワー・・・・柔らかい素材なので、リースなどにも使いやすいモスグリーンです。色は徐々に茶色に近づきアンティークな色合いへと変化します。


■お手入れ方法
水の中に沈めたり、浮かしたりして葉の表面全体から水分を浸透させて水揚げします。
茎からの吸水力が弱い為、湿らせた新聞紙に包んだり、ビニール袋に入れるなど保湿した状態で冷暗所に保管します。
作品でのフレッシュな質感を保ちたい時は、こまめに霧吹きなどで湿気と水分を与えます。

ヒカゲカズラなど一部のシダ植物は、先端部が傷みやすい特性があります。
先端の組織が未熟な為に起こる症状で、指先で摘まむようにして取り除いてご利用下さい。
また、茎の先に胞子嚢穂(2cm程度の卵のようなもの)がついている場合もありますが、気になるようであれば同様に取り除きます。


■その他注意事項
常に真緑のものではなく、茶色がかった部分があります。
お手入れの範囲となりますのでご了承くださいませ。


2018/10/30　開始
2016/6/1　終了
2015/11/5　開始
2015/5/25　終了