造花のワイヤリング方法

造花(アーティフィシャルフラワー)はステムのまま使うシチュエーションが多いですが、コサージュやガーランド・花冠などを作る時はワイヤリングが必要。今回は子房に穴を開けずに、ワイヤリングをする方法をご紹介します。(一輪タイプの造花の場合、キリを使って、プリザーブドフラワーのように子房にワイヤーを通す方法もあります)

一輪タイプの造花

今回の使用しているワイヤーは、地巻ワイヤー#26。だいたいの花材は#26で対応できるかなと思いますが、大きめのローズなど頭の重い花材は、重さに負けない太さのワイヤーを選んでくださいね。(持って立てたときに、おじぎしてこない感じのもの)


花の下から約3cm位のところでカットします。


ワイヤーをそえます。花弁のところから上を使ってまくので、上の方を少しだけ長く持ちます。(3:2位)


左手で茎側を持ち、右手で花側(上)のワイヤを使って巻きます。花弁のすぐ下でいったん爪でワイヤを90度に追ってから押し上げるようにして3回巻きます。


3回巻いた後のワイヤーは最後の1巻きの終わりに軽く上に引き上げておき、お花部分を左手に持ち替えます。左手に持ち替えたら左手の親指で3回巻いた部分をおさえ、上にあげていたワイヤを茎にそって下に巻き下げます(コイル状に3回位)。


最後に切り口のすぐ下のワイヤー部分でも3回巻きます。


必要に応じてテーピングして完成!

枝分かれした造花

枝分かれしている部分にワイヤーを通して折り下げます。

花部分と引っ掛けたワイヤ部分を左手で持ち、右手で巻き下げます(コイル状に3回位)。


最後に切り口のすぐ下のワイヤー部分でも3回巻きます。


必要に応じてテーピングして完成!

リーフタイプの造花(そのまま使用)

U字にしたワイヤーをひっかけます。


片方のワイヤーをもう一方のワイヤーと茎に巻きつけます(コイル状に3回位)。


切り口のところでもう1本のワイヤー部分に3回巻きます。


必要に応じてテーピングして完成!

リーフタイプの造花(葉を密集させて使用)

バラの葉を2枚と1枚に切り分けます。


3枚の葉を重ねるように持ってください。


ワイヤーをそえて、左手に一緒に持ちます。


上に引き上げるようにワイヤーを三回巻きます。


葉の部分を左手に持ち替え、さっき3回巻いた箇所を左の親指で押さえたまま、さっき巻いていた方のワイヤーを巻き下げます。(コイル状に3回)更に切り口のところでもう一方のワイヤーに3回巻きつけます。


必要に応じてテーピングして完成!

造花(アーティフィシャルフラワー)のワイヤリング方法はいかがでしたか?
アレンジする時に使わなかった花や葉を取っておいてワイヤリングすれば、別のアレンジに使うことが出来るのでとっても経済的です。ぜひ、試してみてくださいね。



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