お正月アレンジ~華
◎近藤先生より
お正月定番の枝物、お花をふんだんに取り入れた豪華なアレンジメントです。
ピンク、赤のあたたかな色味と、松の常緑の豊かさがひきたちます。
【アレンジ難易度】 ★★★★★
枝ぶりをうまく活かして使うのが成功のポイント。
枝ぶりは自然のものなので正解はありませんが
いくつかポイントがありますので参考にしてみてくださいね。
枝の太いものが多いのでオアシスはやや高めにセッティング。
オアシス上面に枝物を挿してしまうと残りのお花が入らなくなるので
枝物はできるだけオアシスの横面にさしていきます。
<順番>
①中心となる花をさす
(アマリリス)
②枝物で三角の系のラインをとる
(正三角系にするか不等辺三角系にするかは枝ぶりしだいです。
l松、ぼけ、南天 )
③サブメインの花
(マムオペラ、グロリオサ)
④フィラーフラワー
(SPマム)
⑤グリーンでカバー
(南天の葉、ひかげかずら)
★まずは企画販売をチェック!
レシピで使われているアイテムがお買い得になっているかも?
【使用アイテム】
・アマリリス レッドライオン2 1本
・グロリオサ 2本
・赤ぼけ 2本
・松(根引き) 2本
・マム オペラ(ピンク)3本
・マム オペラベージュ 2本
・南天 1~2本
・SPマム グリーン 3本
・ヒカゲカズラ 数本
・花器 ( 【M】170-039-175JAPAN/122-170039-175)
今回の花材です。 かなり大きめの花材です。
つぼみで入荷するアマリリスは早めにとって咲かせておきましたが、今回はつぼみが固かったのでギリギリでした(^^;) ちはみに花材は金曜入荷→水揚げ→火曜日の撮影でした。
まずは茎が空洞で弱いアマリリスの補強です。
近「あらーもう割れてるわね(^^;)」
徳「入荷したときから割れてたりするんで・・・困ったものです」
近「これも自然の性質ですからね。うまく使っていくことが重要です!」 割れてしまった部分にはセロハンテープを張り足元をナイフでまっすぐにカット。空洞部分には芯になる枝の切れ端をいれました。
(今回空洞が太かったのでなんと雲竜ヤナギの枝が2本も入っています!)
近「枝物で先にラインをとってもいいですが、今回は アマリリスの茎が(あまりにも)太いので・・・; 挿し場所が無くならないように先にいれますね」
根元の方をしっかり握って、折れないように慎重に・・・ でも結構力がいります。
枝もので三角系のラインをとります。 枝ぶりを活かしていれるのでバランスのよい入れ方は枝によって様々です。
今回は赤ボケのラインをやや左に倒して不当辺三角系のラインにします。
見て頂くとわかるように、かなり枝が太いです!
オアシスを高めにセットして挿しこめる面を広めにとっておきましょう。枝物はまず側面に挿します。
南天の枝を右ななめ、やや後ろに倒して。
近「全面だけにお花を入れてしまいがちですが後に倒すものもいれてバランスと奥行きを大事にしましょう」
足元に南天の実、松をあしらいます。 枝わかれが多くあつぼったい場合は適宜枝をおとして 使います。
中心には短めにうめるような感じで、 左右にはやや長めに枝をのばしてつかいました。
グロリオサも入れます。 つぼみなどお花の小さいものは先端、長めにあしらい 大きいお花は中心にやや短めに。
(とはいっても埋めてしまうと良さが出ないのでマムなど丸い形のものよりはやや高めに遊ばせます。)
マムを入れます。
球形のお花が並んでしまうと平面的な印象になってしまいますので高さを変えて空間を意識して入れます。
SPマムグリーンを足元に数本。 鮮やかなグリーンが赤とのコントラストでになります。
挿し色としてもきれいですね。
足元のカバーにはヒカガケズラをいれます。 南天の葉などもバック処理、手前の足元につかいました。