こんにちは。はなどんやアソシエです。
はなどんやアソシエでは日々たくさんの皆様との関わりを大切に、皆様によりお花を身近に楽しんもらいたい、好きになってもらいたいと考えています。
そこで、はなどんやアソシエをご利用頂いているフラワーアーティストさんにお話しを伺い、フラワーアーティストさんの今に至るまでの経緯(ストーリー)をご紹介させていただき、様々なお花との関わりをご紹介できたらと思っています。
ひとりひとり違う「花と私のストーリー」。
身近に感じられたり、お花との関わり方のヒントや憧れの世界を垣間見る機会としてご覧いただけたら嬉しいです。
「花と私のストーリー」Vol.2~山高紀子さんのストーリー~
STEP.1 <出会い>
『 先生の言葉が今の私のルーツ! 』
~身近にあった花、花の扱いの基本を学ぶことで見えたもの~
---お花との出会いや活動のきっかけを教えてください。
花は、子供の頃からずっとそばにありました。母が草月流の生け花を習得していて、いつも床の間や出窓には生花がありました。それを活けるときも私を横に呼び「これが真で、こっちが副で、でもこのままだと基本形だから、こう崩すの。」と。
その母が亡くなり、お仏壇の管理が私の仕事になった時、母からの聞きかじりで仏花を活けてたのですが、これが、めちゃくちゃ難しい! まったく綺麗に活けれないのです! これは母が悲しむ!と、草月流の門をたたきました。
基本を理解できるようになり、できるようになっていく反面、更に難しさを実感。昔母が言っていたことはこういうことだったのかとわかりました。
お花と話しなさい。きれいなものを活けるときは周りをきれいにしなさい。と生花の扱いの基本、そしてお花との向き合い方を学びました。その時の教えや先生の言葉が今の私の土台となり、ルーツになっています。
その後結婚し、地元を離れると同時に生け花は退会しました。それでも活けてはいたのですが、動き回る子供が水盤や剣山を触っては怖いので、生花を置かなくなりました。
でも、お花は触りたいですよね。そこで思いついたのが、プリザーブドフラワーだったのです。
プリザとの出会いは、会社勤めの時、ブライダル雑誌を編集デザインしており、そのなかにプリザが出てきて知りました。
自分の結婚が決まった時、ブーケをどうするか?となって、ネットで『プリザーブドフラワーのブーケキット』を見つけました。その説明書には『開花』は綿を詰めるとしかなかったのですが、本を探し、花びらを外した開花ができるようになりました。
その経験から、子供がいても家でできるお花としてプリザのアレンジをはじめました。
STEP.2 <経験>
初めての依頼、『大切な日の髪飾り』
~今もこれからも、大切にしたい宝物ができた瞬間。~
---活動を始められてから、嬉しかったこと、思い出の出来事などありますか?
デザインソフトを教える仕事の傍ら「サークルでプリザも教えてほしい」とよばれたりし始め今の活動が始まりました。そして身につける髪飾りやコサージュを作ってはブログに載せるを繰り返していたある日、「成人式は一生に一度きり。その大切な日に先生の髪飾りをつけたい。」ととても熱心なメールを頂きました。まだ販売サイトも持っていなかった中での依頼だったので、文章を読みながら泣いたのを覚えています。
今でも連絡を取り合い、お付き合いが出来ていることにとても感謝しています。今もこれからも大切にしたい宝物です。
---活動を始められてから、不安だったことなどありますか?
いつも不安です。本をたくさん買って、フラワーアレンジの基本形やカラーコーディネイトの勉強は欠かしていませんが、性格的な問題なのか、『自信』はまったく出てきません。そして、インターネットを隅から隅まで検索し、読み、いろいろな先生方の作品を飽きるほど見ています。生け花で教えてもらったこと、日々の勉強、そして生徒さんからの学びを元に自分なりのスタイルで活動をしています。
(体験)以前は地元のてづくり市などに出店し販売もしたりしました。でもプリザがあまり知られていないのもあったり、プリザの加工品は値段が高くなってしまうので、なかなか売れませんでした。出店販売の難しさを知りました。
---活動のこだわりなどありますか?
撮る写真にはこだわり(というかルール)を持っています。
花ごよみ用の写真は、『背景は白』と決めています。 これは、グラフィックデザインの仕事と区別していた頃、コーポレートカラー的な感じで花ごよみ色を決めようとして、『花ごよみはピンク寄りの薄紫&背景は白』としています。
生徒さんには好きなものを作ってもらいたいと思っていて、リクエストを聞きながら、一人ひとり違ったレッスン内容を考えたりもしています。
---「はなどんやアソシエ」での利用のきっかけや利用するときは?
10年前は、近くでプリザを買えるところがありませんでした。
ちょうど買いたいプリザが、はなどんやさんにありました。購入したら、それまで禁忌にしていた生花の花束をいただけたんです。もうそれが嬉しくて嬉しくて!久しぶりに触った生花にずっと泣いてました(涙もろいので)。その一発で、はなどんやさんのファンになりました。
その後、資材の質問をしたら、とても丁寧なお返事をくださり、スタッフさんも素敵だと感動しました。
この10年で、サイトもどんどん使いやすくなってきてるし、はなどんやさんのサイトを閲覧しない日は無いです。
利用するタイミングは、生徒さんが次回作りたいといったものの材料を揃えるときと、マガジンの記事や作品例を作るための材料を買うときに利用しています。
STEP.3 <今、これから>
『お花が誰かを幸せにするお手伝い』
~今の私ができる技術でお役て立てていけたら良いなと思う~
---現在の活動と、お花との関係性、そしてこれからについて聞かせください。
プリザに限らず、自分にできるものは何でも作ってしまうので、今は、○○のデザイナーと限定せず、ただの『デザイナー』として、自分が思う作品を作り出す活動をしています。
お花との関係性は、お花が女優さんで私がスタイリストみたいな感じでしょうか。笑
私は、その女優さんと女優さんを愛でる方の『お手伝い係』です。
お花さんが誰かを幸せにする(癒やす)ために、私が整えてあげて送り出す、そんな感じです。
その時その瞬間に喜んでいただける方に、今の私ができる技術でお役に立てていけたら良いなと思っています。
Special Thanks
山高紀子 さん
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クリエイター投稿『花ごよみ』/作品例:https://www.hanadonya.com/coordinate/creator?staff_id=3162