プリザーブドフラワーとは?どのくらい持つ?ドライフラワーとの違い

プリザーブドフラワーとは、切り花の美しい見た目を長期間楽しめるように特殊な加工を施したお花のことです。贈り物や自宅のインテリアだけでなく、近年お供え用のお花としても人気が高まっています。
生花の時の瑞々しくふっくらとした姿はそのままに、水やり不要で枯れることはありません。この記事では、そんなプリザーブドフラワーの不思議な魅力についてご紹介します。

【目次】
枯れない花と言われるプリザーブドフラワーの正体
期間はどれくらい持つの?日持ちする保存のしかた
プリザーブドフラワーと生花どちらがいい?目的別に考察
プリザーブドフラワーは自分でも作れる
インテリア、コサージュ、ギフトにもアレンジいろいろ
プリザーブドフラワー1輪からラッピング資材まで

枯れない花と言われるプリザーブドフラワーの正体

プリザーブドフラワーは生花を専用の液を用いて加工したものです。新鮮な切り花を脱水・脱色し、水分とプリザーブド溶液をすり替えてから着色、乾燥させています。

プリザーブドフラワーの意味と起源。プリザーブドとは?

「プリザーブド」は英語の「preserved」からきており、「保存された」という意味。プリザードフラワーやブリザーブドフラワーと間違えて記憶している人もいいますが、正しくはプリザーブドフラワーです。

プリザーブドフラワーの特徴。ドライフラワーや造花との違い

「プリザーブドフラワー」の特徴は、生花のままのような瑞々しい見た目と質感です。水分の代わりに染み込ませた特殊な液のおかげで、まるで水分を含んでいるかのようにしっとりと柔らかい触り心地をしています。
お花の種類によりますが基本的に茎は付いておらず、花首から上だけの状態で箱に並べられて販売されているものが多いです。(上のプリザーブドの画像はワイヤリングをしています)

ドライフラワー、造花と比較してみましょう。
「ドライフラワー」は生花を乾燥させたものです。本物の花を加工している点はプリザーブドと同じですが、水分が抜けた状態のためカサカサしています。また見た目も段々とアンティークな風合いへと変化します。
「造花」は布で作られたお花です。素材の丈夫さ、種類の豊富さ、実際には存在しない花や色も表現できること等が魅力。遠目で見ると本物のお花と見間違うようなクオリティの高い造花も多く販売されていますが、近くで見ると布素材ならではのシワやほつれ等が見受けられることもあります。

カラーバリエーションや花の種類も豊富

染色しているため、生花では珍しい青や紫、黒など様々な色が楽しめます。少し前まで薔薇が主流でしたが、最近ではチューリップ、ミモザ、ユリ、ヒマワリなど多種多様のお花が登場しています。

500円、5000円 プリザーブドフラワーの値段の違い

500円以内で買えるプリザーブドはアレンジ素材(材料)のバラ1輪です。おおよそ2000円以上出すと完成されたフラワーアレンジを購入することができます。

期間はどれくらい持つの?日持ちする保存のしかた


生花のアレンジより長く保存できますが、永久保存は中々難しいプリザーブドフラワー。きれいな状態をできる限り保つための保管方法をご紹介します。

日本のような梅雨のある場所では2~3年

高温多湿に弱いプリザーブドフラワー。湿度が高く梅雨もある日本では2~3年が平均的な保存期間と言われています。
環境や保管方法によってはもっと長くきれいに保てるケースも多くありますし、「枯れない」という意味では10年以上それなりの風合いで保存することもできます。

高温多湿、直射日光をさける

お花を不必要に触らない・動かさないのはもちろん、高温多湿の環境では液だれや透明化(花びらの透け)の現象が出てしまうこともありますのでご注意ください。また直射日光は色褪せの原因になります。

プリザーブドフラワーのトラブル対処法

ホコリはドライヤーの弱冷風で飛ばすか、チークブラシなどでそっとはらってください。透明化の対策は箱やケースの中にシリカゲル、除湿剤を入れて保管する方法があります。梅雨など雨が多い時期は除湿機を使ってお部屋全体の湿度を下げるのもおすすめです。

クリアケースに入れておくと、お手入れ簡単

アレンジはクリアケースに入れて保管するとほこりが直接つきません。中に除湿剤を入れたり湿度管理もしやすいのでおすすめです。
クリアケースの選び方はこちらの記事も参照
クリアケースの商品はこちらをチェック

プリザーブドフラワーと生花どちらがいい?目的別に考察

プリザーブドフラワーと生花どちらがいいのかは、シチュエーションや使用用途によって変わってきます。通常のギフトであれば相手の好みなどで決めれば問題ありません。

お祝いやギフトのシーンには


新築やご結婚のお祝い、開業・移転・就任などのフォーマルシーンでのお祝い事の場合は胡蝶蘭の生花は定番ですが、プリザーブドでもOK!

  • ボリューム感を出してお祝いを伝える=生花
  • 長く飾ってもらう=プリザーブド

で検討するのもおすすめです。

お見舞い、お悔やみなどのシーンでは


お見舞いはプリザーブドフラワーがおすすめ。最近では病院のお見舞いに生花が禁止されているところもあります。
お悔やみでお花を送る場合、供花(ご葬儀に出すもの)は消えものの生花がおすすめです。仏壇に飾る仏花は長持ちで、手間のかからないプリザーブドが便利!
プリザーブドフラワーギフト

プリザーブドフラワーは自分でも作れる


新鮮な生花を用意してプリザーブドフラワーを手作りすることもできます。プリザーブドフラワーは生花の色素を抜いて特殊な染料を吸わせることで作られます。

プリザーブドフラワーの作り方 5ステップ

具体的には、

  1. 水切り
  2. 脱水・脱色
  3. 着色
  4. 洗浄
  5. 乾燥

といった5ステップで作られます。

本来の花そのままの色で作ることはできるのか?

前述した通り脱色して作られるので、基本的にはそのままの色で残すことはできません。液体によっては脱色を抑えられるものもあります。レカンフラワーであればそのままの色で残すこともできます。

★プリザーブドフラワーの作り方についてはこちらの記事も参考にしてください。

インテリア、コサージュ、ギフトにもアレンジいろいろ


プリザーブドフラワーを使ったアレンジメントの種類は多岐にわたります。自宅用のアレンジメントはもちろん美しい姿を長期間楽しめることからギフトにも最適!
母の日や誕生日のプレゼントに気持ちのこもった手作りのアレンジメントを贈るのもおすすめです。

アレンジメントを作るのに必要なものリスト

作りたいアレンジの内容や作り方によっても異なりますが、以下のアイテムは用意しておくといいでしょう。ハサミはワイヤーが切れるクラフト用のハサミを用意してください。

    • ハサミ
    • 接着剤・ボンド
    • ワイヤー
    • フローラルテープ
    • フローラルフォーム
    • 花器・リースベース

アレンジメントを作る各種資材はこちらで購入できます。
花資材・道具

リースやコサージュ、ガラスドームと、アレンジは様々

プリザーブドフラワーを使ったアレンジメントの一例をいくつかご紹介します。ナチュラル・ガーリー・シック・和風など、テイストを変えることで様々な印象のアレンジメントをお楽しみいただけます。
※画像をクリックすると使用材料の詳細をご覧いただけます。

■リース

■コサージュ

■ガラスドーム

■ブーケ

■ヘッドパーツ(髪飾り)

ラッピング&メッセージで誕生日や結婚祝いのギフトにも


シンプルなクリアケースでも上からリボンを巻けばギフト仕様に様変わり!メッセージカードを添えることで心に残るプレゼントになりますよ。適したサイズのケースがない場合は、OPP(透明フィルム)で包んでリボンやギフトシールを貼る方法もおすすめです。花束・ブーケはぬいぐるみに持たせたらそのまま飾ることができて可愛らしいプレゼントになります。

★プリザーブドのアレンジメントについてはこちらの記事も参考にしてください。

プリザーブドフラワー1輪からラッピング資材まで


はなどんやアソシエは、生花・プリザーブドフラワー・造花・ドライフラワー・関連資材等のお花や材料を取り揃える日本最大級の花材通販です。
取扱い商品点数は約13万点!生花も資材も一緒にまとめてお買い物いただけます。
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初めてのアレンジメントには、キットがおすすめ

初めて挑戦される方には、必要な花材が必要な分だけセットされたアレンジキットもおすすめです。
プリザーブドフラワーキット

自分だけのオリジナルデザインを目指して

既製品のプリザーブドフラワーには素敵なものもたくさんありますが、私だけの、オリジナルのプリザーブドフラワーに挑戦してみてはいかがでしょうか?
まずは、アレンジメントから、やがてプリザーブドフラワー一つひとつ自分の手作りで。
あなただけのプリザーブドフラワー作りに、はなどんやなら花器やラッピング資材までワンストップでお買い物いただけます。
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