花選びの難しい夏。それでも敢えて選ぶならこれ!暑さに強い切り花を中心に、生花スタッフがおすすめする夏の生花5選をご紹介します。
<1>国産アンスリウム
<2>国産デンファレ
<3>トルコキキョウ
<4>オリエンタルユリ
<5>ワイルドフラワー類
日々のお手入れアドバイス
<1>国産アンスリウム
千葉県で丹精込めて作られる珠玉のアンスリウム!
抜群の花保ちを誇る国産アンスリウム。日持ちの良さに加え、お手入れの楽さもうれしいポイント。
アンスリウムは下葉が無くツルっとした茎なので水も濁りにくいです!
アンスリムの葉も同じ産地ですがこれまた長持ち。つやつやした葉の光沢は1枚ずつ丁寧にワックスをかけているというこだわりの逸品。
【生花スタッフHのおすすめポイント】
うきうき花レシピの近藤先生もおすすめ、国産アンスリウム。
去年10月、アンスの葉っぱは3か月、今年6月入荷の撮影サンプル「マラビリア」は2か月もちました。驚異です。
花向きの個体差があり、面白いです。(特にサイズの大きいもの)
【おすすめの飾り方】
単独で飾るなら高低差を出してリズムを出すと素敵に飾れます!グリーンが数本あると引き立ちます。アレカヤシやモンステラなど南国系の葉が似合います。
国産アンスリウムはこちら
<2>国産デンファレ
品質抜群★可憐で涼やかな沖縄産デンファレ
お客様商品レビューより:
輸入のものと一緒に購入しましたがモノが全然違いました!!
輸入ものはつぼみが多かったですがこちらはしっかりとしているプラス先まで花も咲いていて、使いやすかったです。
花持ちも抜群によく、真夏に4週間近くもちました!
国産デンファレは細めで可憐な見た目に反し丈夫。夏は出荷が増えることから価格的にもお求めやすくなっています。
【生花スタッフTのおすすめポイント】
日にかざすとキラキラしてとにかく美しいです!サマーリゾートという感じで高級感があります。
暑さにも強く日持ちの良さが何よりのおすすめポイントです。
【おすすめの飾り方】
アンスリウムやラン類などは特に好相性。白系小花としてブライダルブーケなどにもおすすめ。
花の良さを堪能するならシンプルに単独で。葉ものを添えるのもおすすめ。1本ずつ分けて飾っても可愛い。
他の花と組み合わせる場合は、埋もれてしまわないようにサイドに流すように組み入れると良い。
<3>トルコキキョウ
ボリュームたっぷりドレッシーな夏の花
薄い花びらの重なるロマンティックな花。バラのように繊細なのでは?と思いきや、暑さには結構強い花です。
花付きのボリューム感があるので、5本でも充分以上。場合によっては2本でおなかいっぱい。
一重咲きの軽やかなタイプは、涼感もあってボリュームもたっぷり。和の雰囲気にも合う。
花の終わり方も散ったりせずにお手入れがしやすいです。
【生花スタッフIのおすすめポイント】
花色や種類が豊富で、花選びも楽しいですね。近年は八重咲きフリルのボリューム感のある品種が主流になっていますが
個人的には昔ながらの一重咲きタイプが、好きです。(逆に珍しくなってしまいました)涼し気な一重咲きは「桔梗」の雰囲気がありますよね。
【おすすめの飾り方】
長く活けるならシンプルに花瓶に。同じ段に花がまとまっていることが多いので長短切り分けて活けると見た目のバランスが良くなります。
水につかる部分の葉はすべて取り除き、葉の密集しているところは適宜葉の量を減らす。
お花が多いので切り分けて小さな小瓶などに分け入れてもかわいい。
<4>オリエンタルユリ
匂い立つ香りと豪華な大輪
丈夫な花といえばユリ。夏が旬の花ということもあり暑さにも強いです!カサブランカに代表される大輪のユリは芳醇な香りが部屋いっぱいにひろがります。
夏場は開花が早いので、あまり長く待つことなく大輪の花を咲かせてくれます。
【生花スタッフNのおすすめポイント】
実家にはいつもユリが飾られていました。やっぱり花持ちがいいからかなと思います。
最後のつぼみが咲き切るまで、長く楽しめるのもうれしいポイントです。
【おすすめの飾り方】
大型の花なので、ご自宅であればシンプルに1種活けが一番スマート。グリーンや枝ものをひと挿し加えるくらいでもう十分です。
とにかくお水をたくさん吸いますので、水切れは注意。きれいな水を深めにたっぷりあげます。
花粉がはじける前に、ピンセットなどでつまんで取り除きます。花粉を取った方が花保ちが良いです。無花粉タイプは手入れいらずで良い!
大きすぎて飾る場所が、、、という方には1輪ずつ短くカットしてブーケのようにして飾っても素敵です。
八重咲きタイプはころんとボリューム感が増すので短く活ける場合には特におすすめ。
<5>ワイルドフラワー類
エキゾチック!アフリカ&オーストラリアの花
ドライフラワーブームで一躍人気になったワイルドフラワー類。
プロテア、バンクシア、リューカデンドロ、フィリカ、グレビレア、ピンクッションなどなど。
どれも多種多様、異国情緒の漂うエキゾチックな見た目のお花たちです。生花というよりは、半生花、半ドライ的なものが多数。
ドライスワッグなどにはかなりの確率で使用されていて、人気のほどがうかがえます。
【生花スタッフTのおすすめポイント】
全体的に乾燥質感で、時間が経過しても見た目が変化しにくく、そのままドライフラワーになるものが多いのも良いところ。
好みの分かれる花ですがコアなファンも多く、他の花とはちょっと違う魅力を備えています。
・・・日々のお手入れアドバイス・・・
夏はお花の手入れがとても大切です。ぜひ毎日のお手入れをして長く楽しんでください。
・毎日の水替え・洗浄
1日1回は必ず水替え。出来たら朝晩2回の水換えがベターです。
花瓶自体をしっかり洗い、延命剤も都度入れます。
茎のヌルヌルも綺麗に洗い、切り口を新しく切り出します。
中性洗剤や漂白剤などを少量いれると殺菌効果があり、混濁をふせぎます。
水温が上がるとバクテリアが増殖し腐敗しやすいので、冷蔵庫で冷やした水や氷の活用も。
・お花の置き場所
エアコンの効いたお部屋に置きます。丈夫な花でも、気温が高いと低いでは花保ちが違ってきます。
部屋に飾る場合は人がいて心地よい程度の温度設定でOKですが、
新聞を巻いて数日保管する場合などは低めの設定をおすすめします。
直射日光や、直風の当たる場所は避けます。乾燥しやすいので花に霧吹きもおすすめ。