菊(マム)類の高温期の変化について
菊類は高温の時期に色の抜け(退色)、花が小さくなる、花数が少なくなるなどの影響が出やすくなります。
これは気温の影響によるもので、品種によっても色の出方などは様々です。
変化の一例をご案内させていただきますので、高温期のご購入時のご参考になさってください。
その年の気温状況次第ですが、6月後半~10月初旬くらいまでは影響が出やすい時期です。
高温期のマムの退色(色抜け)の例
ピンク系品種の例
本来の色 | 高温期の色 |
本来の色 | 高温期の色 |
本来の色 | 高温期の色 |
赤系品種の例
本来の色 | 高温期の色 |
オレンジ、ブロンズ系品種の例
本来の色 | 高温期の色 |
本来の色 | 高温期の色 |
■高温期のサイズ変化、形
高温期は小さくなりやすく、横から見た形が半円状のことが多い。
本来のピンポンマム | 高温期のピンポンマム |
高温期のピンポンマム | 高温期のピンポンマム |
■高温期のスプレーマムの花数について
高温期はスプレーマムの花数も少なくなりやすいです。通常期で5~8輪が平均的なところ、
高温期は3~5輪程度と花数が少なくなる傾向にあります。(この数はあくまで平均です。品種によっては元々花数が多いものなどもあります)