うきうき花レシピ 白ゆりのウェディングブーケ
【作品のテーマ】初夏ウェディング /『ユリのキャスケードブーケ』
◎近藤先生より
ユリのキャスケードは重いので、ワイヤーリングで製作した方が良いと思われますが、水揚げのことを考えるとブライディー使用の方が安心です。
下に下がる部分については、抜けやすくなるので、一部ワイヤーやグルーを使って、しっかりと固定しましょう!
【アレンジ難易度】
★★★★★
ユリ (シベリア) | 5本 |
アジサイ グリーン | 1本 |
トルコキキョウ 八重(グリーン) | 2~3本 |
サンキライ(枝物)グリーン実 | 2~3本 |
【日野】時計草 | 2~3本 |
ゲーラックス(グリーン)束 | 10枚くらい |
(資材)キャスケード用ブライディー | 1個 |
(資材)ブーケスタンド | 1個 |
ユリの白いブーケです。
近「今回は、やってそうで、やってなかったユリのオーソドックスなブーケを作ってみましょう!」
先端がつぼみになっていて、花の間隔が締った枝があれば、1本を長く使いますし
手頃な枝なければお花をつなげて配置します。イメージとしてはS字で流れを作る感じです。
近「ユリの花は立体的な分、傷つきやすいですので、あまり触らず手早くがコツです!」
水曜の仕入れの花のほうが丁度よかったですね。^^;」
近「ウェディングでのユリは開花調整も難しいですね。
今回ですと、水曜仕入のものの方が、花間隔がしまっていますし、先端まで咲いてきているのでちょうど良かったです。
(ただし、最初に2輪は終わってます。)
一概に開花具合だけでなく、花の大きさや花つきにも使いやすさが関係しますね。」
徳「結局、どういう購入スケジュールがいいでしょうか?」
近「季節によってもちがいますけど、春先~初夏なら週末のウェディングの場合は、月曜(5本)と水曜(5本)の仕入れで注文をし、作成時に丁度いい花を使います。
余分に購入することになりますが、せっかくのウェディングですのでぜひそうして頂きたいでねす。」
ユリは花粉をとってから使用します。
近「まずはキャスケードの長い部分にユリを枝のまま入れます。
この枝は下に向かって負荷がかかりますので、ワイヤリングしましょう。22~20番くらい。
近「挿し直しNGです!でっかい穴があいてしまいますので挿す前に角度にも注意です。
ほぼ真下に下がるイメージです。
近「これで、安心。落ちません。」
うっかり短く切りすぎないように注意しましょう。
近「ここの形が美しくできるかどうjか、キャスケの胆といっていい部分ですね。」
近「サンキライは、けっこう邪魔なところに葉がついていることが多いので(^^;)
ばっさりお手入れしてください!」
少しトゲもありますので花を枝や葉でひっかいたりしないように注意してね。
ユリを入れ、上から下へ流れるラインを作ります。
近「ユリの花びらは「こすれ」で傷みやすいので、なるべく触れる回数を少なくしたいものです。
ですから、内側のブライディーを隠す花材は、手が入る隙間が残っているうちに早めに入れておくことをおすすめします。」
今回ですと、アジサイ、トルコ、葉ものなどですね。
イメージとしてはアジサイや葉ものなどでオシアスをカバーし、上にふんわりユリをのせるように。」
徳「あ、ユリのここ、ちょっと花粉がついてしまいまいた。」
近「そういう時は、セロテープを使います。抑えるようにセロテープを軽く当て、採って下さい。
絶対に、手でこすってはダメですよ。シミがひろがってしまいます。。」
オアシスのグリーンが透けて見えないくらいには入れてほしいですが
あまりぎゅぎゅうぎゅうな感じになるのはダメです。花の間に高低差をだして、余裕を持たせてください。
この「ツル」がかわいいですよね♪利休草などでもOKです。
徳「今回のアジサイはグリーンですが、白に近かったですね。
でも、とてもこのブーケに合っていて、いい感じです。」
浜「けっこうおおきなブーケなのに、バラとかに比べる問軽さがあるのがおどろきです!」
近「花びらの多いバラは重たいですが、トルコやユリなどは軽さの面でもおすすめですよ。とくにキャスケは使う花も多くなるので有利ですね。」思ったよりも、重くなく作ることが出来ましたよ(^^)