6月の風景
テーマ:ユリ
サブタイトル:植生的なアレンジメント
●近藤先生より
特に8対5対なんて気にしないで、自然の風景を思い出しながら、自分なりにアレンジしてみてね。
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【使用アイテム】
・竹島ユリ(姫ゆりなどでも良いです)
・バイカウツギ
・都忘れ
・オクラレルカ
・ドクダミ
・山ゴケ
・長方形の器
・石ころ 2~3個
オアシスは花器のふちより少し低めにセットしてね。
左から
・苔パック
・竹島ゆり
・梅花うつぎ
・オクラレルカ
・都忘れ(小花であれば、何でも)
まずはオクラレルカ、葉がたくさんついていたら、
何枚かずつにわけてください。
短い葉は使わない場合もあります。
まっすぐ挿してくださいね。
器の中の右か左、どちらか1/3程度空けておいて、オクラレルカを好きな位置に挿してください。ただ、一直線上に並べて挿したり、オクラレルカが前と後ろでかぶっちゃったりしないように、注意してくださいね。
器の1/3はまだ空けたままにして、そのスペースとオクラレルカの境目に石を置いて、自然の風景を表現します。
オクラレルカ側に苔を隙間なく敷きます。
次に梅花ウツギをオクラレルカが無い、石のこっち側に挿していくよ。
近藤「梅花うつぎは水下がりし易いので、葉を少しとってから挿します。 あと、葉を整理した方が、軽やかに見えます。」
この梅花うつぎはお花がきれいに咲いているから、前に向けて見せようかな?
今日の隠れ主役?!
竹島ユリをオクラレルカの前に長めと少し短めなのと、2本挿しました。
近藤「このユリは黄色いお花が咲くのよ。今日のはつぼみがとても固そうだね。色がぜんぜん出てないけど、つぼみの姿もこれはこれで、自然の感じで素敵でしょ?」
梅花ウツギを長~く前と後ろ側に。
近藤「挿す前によおく矯めて、曲がっている状態にしました。オクラレルカを横切る感じで。 まるで梅花うつぎが風になびいているようにね。」
オクラレルカの足元には都忘れのような、小花を短く挿します。
近藤「ここにもうひとつドクダミみたいな自然に生えてるお花が入ったりしたら、とってもきれいなんだけどなあ。。。」
徳久「武石さん、○○さんちの軒下にドクダミいっぱい生えてるからとってきなさい。」
武石「そうだっけ?え? また出動?」
というわけで、ドクダミが無事手に入ったので、梅花うつぎの足元にあしらいました。
武石「手がドクダミくさくなったよ~!」
最後に梅花ウツギ側にも苔を敷いて。
見て~♪ 足元はこんな風に。
大胆な梅花うつぎの使い方も、自然の風景にはマッチしてます♪ひっそりと咲く竹島ユリともすごく合ってる~
近藤「植生的アレンジメントです。自然の風景を再現しているつもりでやってみてね。」
徳久「ここだけ静かな空気が流れているよう。。 素材はシンプルだけど、存在感はありますね。」
武石「ん~やっぱり私が苦労して採ってきたどくだみがいい味だしてるなあ。」