虫が多い季節ですね。佐賀はクリーク(人工水路)が張り巡らされているせいか、蚊が多い気がします。
あちらこちら刺されていたら「薄荷(ハッカ)の香りは虫よけになりますよ! ドアリースにしたらどうでしょう?」とお話をいただきました。
ハッカ油は天然由来成分だから子供にも安心だそうで、ドアをおしゃれにして、なおかつ虫除けになって、子供がいても気兼ねなしに使える。素敵なドアリースですよね!
ハッカ油はハッカスプレーにして使うのが一番お手軽ですが、香りが20分ぐらいしか持ちません。香りがしている間だけ虫が寄らないそうなので、もうちょっと香りを長持ちさせたいですよね。
ということで、ドアリースの中にアロマストーンを使ってみることにしました。アロマストーンだと数時間ぐらい香ります。
貝殻の形のアロマストーンを作って、本物の貝殻とともに、夏にぴったりのドアリースを作りました。
作り方
まずは、貝殻型のアロマストーンを作ります。通常、ストーンは石膏で作りますが、石膏は少し大変なので、今回は石塑粘土(石粉粘土)で簡単アロマストーンを作りました。
(1)本物の貝殻から型を作ります
おゆまる(お湯で柔らかくなるプラスティック粘土)で、貝殻の型を作ります。リースに本物の貝殻も使う予定なので、ストーンもリアルな形が欲しいと思い型を作りました。
(2)型に粘土を詰めます
型にオイルを薄く塗り、よく練り込んだ石塑粘土を型にしっかりと詰めます。
※粘土はよく練ってくださいね。練りが少ないと乾燥するにつれて表面が割れてきます。
市販のシェルモールドを使うと、もっと簡単に作れます。
(3)型から外して、しっかり乾燥させます
粘土を詰めたら型から丁寧にはずして、しっかり乾燥させます。乾燥は2~3日かかります。
貝殻のストーンは4個作りました。今回はアロマストーンとして使うので着色はしません。
(4)リースを作ります
リース作りに関しては、きっと、この記事をお読みの皆さまのほうが素敵に作られると思うので、詳しいことは省略します。
今回は小枝で作られたリース土台を使いました。リース自体がおしゃれなので、全体を無理に埋めなくてもかっこよくなりました。
貝殻やストーンがグルーと絡みやすいように、カーリーモスを土台との間に使っています。
どんどん飾り付けていきます。
矢印の貝殻がアロマストーンです。
完成しました。
(5)貝殻ストーンにハッカ油をたらします
ストーンにハッカ油を1~2滴、染み込ませます。量はお好みで調整してくださいね。
(7)虫よけサマードアリースの完成です
使用した材料
○ハッカ油…生活の木/薄荷(ハッカ) 3mL/08-455-2500【01】
貝殻アロマストーン
○石塑粘土…NBK/ラドール(石塑粘土) 500g/PDC3101【01】
○おゆまる
○シェル型シリコンモールド
リース
○リース土台…ブランチリースホワイト30/KC000142【01】
○造花・ジャスミン…即日★【造花】YDM/ジャスミンパールピック ブルー/FB2347-BLU
○造花・葉…【造花】MAGIQ(東京堂)/クラウディモススプレー #15 SIL/GR /FG006901-015【01】
○カーリーモス…即日★【ドライ】大地農園/カーリーモス 50g 白/61180-010
○貝殻…【ドライ】大地農園/シェルミックス N 約14個・5種類入り/55800-000【01】 など
ハッカ油について
ハッカ油は成分が凝縮されたオイルです。原液が皮膚に直接ついたりすると肌が荒れたり、体調が崩れたりするそうです。
また、ハッカ油はプラスティック(ポリスチレン←プラ板など)を溶かしてしまうそうです。スプレーにしてハッカ油が薄い状態でもプラスティックを溶かすそうです。
アロマストーンにハッカ油を垂らす際は、皮膚に、また周囲のプラスティックのものにオイルがつかないように、気をつけてくださいね。
終わりに
私のアトリエは自宅の離れにあります。玄関は網戸付きのドアです。そこに今回作ったドアリースを掛けたのですが、風向きでハッカ油の香りがほのかに屋内に入ってきて、とても爽やかな気持ちになれました。宿題に追われる子供も「気分がスッキリして、宿題がはかどる~♪」と喜んでました。
アロマストーンを使ったドアリースは、ハロウィーンはかぼちゃの形を作ったり冬は雪の結晶など、季節に合わせた形でその時のさまざまなアロマオイルを楽むことができそうですね。ぜひ作ってみてくださいね。