リードディフューザーは家のいろいろなところに置いて、香りを楽しみたいものです。
今回は、和室に似合うリードディフューザーをデザインしてみました。
造花のバラを使って和モダンに、また、つまみ細工ではんなりと、その日の気分で2種類の『和風』を楽しめるようにしました。
器はガラスボトルではなく、白くて丸い陶器・clay社のorb MATT WHITEを使いました。
作り方…リボン
まず、器にリボンを巻き、お花の飾りのための土台を作ります。
(1)リボンに数箇所、両面テープを貼ります
器にリボンを巻くため、リボンに数箇所だけ両面テープを貼ります。
両面テープは『貼ってはがせるテープ』です。というのは、もしオイルをこぼしてしまったときなどに取り替えるために、はがせるタイプにしました。
(2)1周巻いて、リボンとリボンの間を両面テープで留めます
1周、巻きます。斜めにしたりすると可愛いですね。
リボンが重なっているところを両面テープで留めます。このとき、重なり部分と器の間には、テープ留めをしないでください。重なり部分にお花の飾りを引っ掛けるためです。
(3)2本めを巻いて、1本目と同じ位置で重ならせて留めます
2本目も数箇所に両面テープをつけて、1本目とずらして巻きます。
しかし、正面は同じ位置で重なるようにします。同じ位置にすることで、お花の飾りの重みをリボン2本で受け止めることができるからです。
これで、リボンの土台は完成です。
飾り付けパターン・造花
造花は重みがあるので、リボンにしっかり固定できるように、シューズクリップを使います。
(1)お花を花首だけにカットします
お花だけ使いたいので、お花をワイヤーからカットします。
この造花は花がワイヤーでついていたので、ガクのすぐ下でカットしました。造花によっては花だけ茎から引き抜けます。
(2)花をシューズクリップにグルーガンで取り付けます
シューズクリップにグルーを塗り、造花を留めます。
2輪目も取り付けます。
(3)コットンと組紐のリボンを作ります
短く切ったコットンのリボンの端にグルーを塗り、反対の端を重ねてリボンを作ります。(やけどに気をつけてくださいね。)
組紐も短くカットし、端と端をグルーで留めて、リボンにします。
(4)リボンをシューズクリップにグルーガンで取り付けます
できたリボンを花の周りにバランスよくグルーガンでつけていきます。
(5)花器に取り付けます
完成した飾りのクリップを開いて、リボンに取り付けたら、完成です。
飾り付けパターン・つまみ細工
花ごよみで作るつまみ細工は、伝統の手法とは違い、接着剤を使う簡易的な作り方です。
詳しい作り方は、書籍がたくさん出ているので、そちらを参考になさってくださいね。
(1)丸つまみを15個作って、5弁の花を3輪作ります
一越ちりめんを2cm角でカットします。5弁の花を3輪作りたいので、15枚用意します。
丸つまみを15個、作ります。
台紙を3個用意し、丸つまみを5個ずつ貼り付けます。
真ん中にシルバーパール(直径4mm)を貼り付けます。
(2)花を貼り付ける土台を作ります
つまみ細工の飾りを器のリボンに取り付けるための部品を作ります。
#26の白のワイヤーを写真のような形に変形します。
台紙(直径25mm)に生地を貼る際に、ワイヤーで作った部品を生地と台紙で挟んで貼り付けます。
(3)土台に花を貼ります
土台に花を貼り付けます。バランスが悪かったので、剣つまみの葉っぱを作り、貼り付けました。
裏側はこんな感じになります。
(4)花器に取り付けます
完成した飾りのワイヤーをリボンに取り付けたら、完成です。
使用した材料
○ 即日★クレイ/orb MATT WHITE/326-595-101【00】
○ 即日★ディフューザー用リードスティック ナチュラル 6本【00】
リボンは手持ちを使いましたが、他にも可愛いリボンがたくさんあるので、いろいろ使ってみてくださいね。
○ NBK/綿トーションレース 20m 生成/HR7926K【01】など
造花の飾り
○ 【造花】サンセイ/DSI-01ローズ#04ピンク 1束/台紙付/541251
○ 東京リボン/金打源氏紐 4mm×15m #68/36-45715-68【01】
○ NBK/シューズクリップW(1組入) 白/A12-406【01】
つまみ細工の飾り
○ 一越ちりめん無地 カット 約22×33cm/ICN24【01】など
終わりに
clay社のorb MATT WHITE。とても上品で凛としてますよね。この器を和室に置いたら、とてもスタイリッシュだろうな~と思いました。
花器なのでお花を器に飾るのが一番ステキだと思うのですが、花器ではなく雑貨のように使ってみたい。
お花を器に挿してしまうと花器になってしまうので、器をお花で飾ってみました。
ぜひ、『お花を器に飾る』だけでなく、『お花で器を飾る』も楽しんでみてくださいね。