プリザーブド加工液 ミスティ
はなどんやスタッフでプリザーブド加工液[ミスティ]を試してみました!
実ははなどんやスタッフも実際にミスティを使ってプリザーブド加工をするのは初めてです。
普段からミスティを使われている方にはお恥ずかしい内容ですが、使ってみたいなーと考え中の方には、良くも悪くもこんな感じ!を参考にしていただければ幸いです。
工程は脱色液に浸ける→着色液に浸ける→乾かす…の3ステップのみ。
とても手軽なので、空き時間に作れそうです。
お花の種類に向き不向きはあるようですが、王道のバラがこれだけの仕上がりになるのであれば、記念のお花など、大切なオンリーワンギフトに活躍間違いなし!
パレス化学/ミスティー
まずは仕上がりをご紹介!
■SPバラ
着色液は左から クリア/サクラ×アイスブルー/アイスブルー
もともとはオレンジ色のspバラでした。
ちゃんとキレイなプリザーブドに仕上がりました!!
■SPカーネーション
着色液は左:サクラ 右:アイスブルー
ピンク色のフリル咲きのものを使用しました。
こちらも満足の仕上がりです♪
■カスミソウ
左から サクラ×アイスブルー/サクラ/アイスブルー
安定の可愛さ♪着色液から取り出した直後はプルプルキラキラでコンペイトウのようでした^^
■インパチェンス
左:サクラ×アイスブルー 右:サクラ
ちょっとお見せして良いのか…花壇に咲いていたインパチェンスです。花びらが薄いので、透けてしまいました。作品にするのはちょっと難しそうです。ちょっとテクニックが必要そうですが、脱色時間などを考えるともしかしたらうまくできるのかも…?
■ガーベラ
左から アイスブルー×クリア/サクラ×クリア/サクラ×アイスブルー×クリア
そしてお見せして良いのか分からないPart2
もとは濃いオレンジのガーベラでした。
雑な処理に花びらがポロポロ…木工用ボンドで取れた花びらを付け戻しました。
プリザーブドメーカー様のガーベラの技術の高さを改めて思い知らされました><
丁寧に作業をしたらもう少し違うかとは思いますが…多分プリザーブド加工が難しいお花かと思われます。
■コニファー
こちらも花壇のコニファーです。ミスティで試してみました。どうなんでしょう。ギリギリセーフ?でもなんだか色もまばらでちょっとポロポロ‥(ポロポロは素材の性質上なのかもしれないのですが…)枝物には枝もの用[ブランチー]がございます。ぜひそちらをご利用下さい!
ここからは作ってみた様子をご紹介します。花選び・液選びもドキドキワクワク♪
使ったお花・ミスティ液はこちら。
[お花]左から
・かすみ草・スプレーカーネーション(ピンク)・ガーベラ(オレンジ)・SPバラ(オレンジ)
・花壇のお花:インパチェンス(白/ピンク)・花壇のお花:名前不明・花壇のコニファ
[液]左から
・脱色液・着色液(クリア)・着色液(アイスブルー)・着色液(サクラ)
STEP1:脱色
色々たくさん詰め込むのは大間違いです!
作業者の雑な性格が出てしまいました…(悔やまれる…)
これの正解はもっと1輪ずつ入るカップを用意して[丁寧に一輪ずつ入れる]ですね‥。もしくは[同じ種類でゆとりを持って浸ける]としていただけるときっとキレイに仕上がります。
前列左から二番目、液体に入れる時に液に押されてガーベラが反り返っています…。(→このまま仕上がりました)上を向けてそーっと一輪で中に沈め直したい!>< お花が浮かんで液から出ないように、アルミホイルで押さえています。
「なんで色々入れちゃうのはダメなの?」の理由はこちら。
脱色の際にお花の色が液に落ちるのです。なので、もはや何が入ってるのかもよくわからない右側のカップは、コニファの色とオレンジの色が混ざりなかなかな色に…。
そして、単色なら影響が無いのですが、色々混ぜたほうはせっかく抜けたのにその色が他の色に少し移ってしまったり…。(とほ…)
脱色完了♪
一輪で入れたオレンジのspバラ。おお!キレイに脱色できました!!…が…。
ちょっとアルミホイルのフタで押さえ過ぎました…形が潰れてしまっています…。(→こちらもこのままの形で仕上がりました)
濃い色はやっぱり色が抜けにくかったです。あえてプリ加工用にお花を選ぶなら、やっぱり白や淡い色がおすすめなようです。今回のお花は濃いオレンジ色などもあったので、脱色液に4日位浸けたままにしてみました。
STEP2:着色!
左からスカイブルー・サクラ・クリア・スカイブルー×サクラ×クリア・スカイブルー×サクラ
サクラの液の色はだいぶ赤っぽいですね。
ここでも皆さんは抑え込み過ぎないように丁寧にお花を入れてくださいね!
こんぺいとうのようなカスミソウと儚いインパチェンス…
液から引き上げてとにかく「かわいい!!!」と絶賛だったのがカスミソウ。
こんぺいとうのようにかわいい^^雑なスタッフでもカスミソウは完全な自信作!
(カスミソウによってはポロポロお花が落ちやすいものもあるかもしれません)
インパチェンスは引き上げたときは薄い花びらがキラキラと淡い色に染まっていてキレイ~♪と思ったのですが、なにせ薄く…。下の紙に張り付いてしまいそうで通したワイヤの上に乗せてみたものの…あまりにも儚く…どうにかなってくれることを願うばかり。
まさに成功例と失敗例。左は押しつぶされることなく心地よく着色されたSPバラ、
右は…。脱色の工程で押さえすぎてしまったかわいそうなSPバラさんです。
STEP3:乾燥
乾燥にどのくらいかかったか‥の記録が漏れてしまいました。すみません!
でも2-3日後の確認で、乾いて仕上がっていたかと思います。室内環境にもよりますので作成時はお花の様子をチェックしてみて下さいね。
どうにもならなかったガーベラ…
お見せして良いのか…とも思ったのですが…。軽い気持ちでガーベラをプリ加工するとこうなるんだ…をこれから加工液チャレンジする皆さんに共有したいと思います…!大切なお花も液も無駄にするのはこれでたくさんです!皆さんはこの失敗を悪い例として参考にしていただき、是非成功につなげて頂きたいです!
木工用ボンドでリペア…。
それでもこんなに素敵なプリザーブドが出来あがりました!
そんなこんなありましたが、仕上がりは全体的に大満足!ローズ・カーネ・かすみ草の仕上がりがキレイで、初プリザーブドとしてはまずまずだったのではないでしょうか!
花壇のインパチェンスは透け感が残ってしまったので、やっぱり厚みが薄いお花はちょっと厳しいのかもしれません。
ただ!バラがこれだけキレイに仕上がるのなら、自宅の庭で咲いたバラをオリジナルプリにしてプレゼントしたり、ブライダルで使った記念のブーケのバラをプリにしたりなど、素敵なオンリーワンギフトにも使えそうです!
(バラの花びらが取れてしまった場合は、こちらも木工用ボンドを下の方につけてペタ…でリペアが可能です^^)
※はなどんやで試してみたのは市場で流通しているバラのみなので、適応不適応には個体差があるかと思います。ぜひお花と相談しながら進めてみて下さい!
総合して、自分でプリザーブドが作れる!というのはとっても楽しかったです。
どうしようかな、使ってみたいな!と思っている方は、ぜひチャレンジを♪
「一輪ずつ丁寧に扱う」という当たり前のことを守れば、きっと満足の仕上がりになると思います!