みなさんは「トピアリー」をご存じですか?
名前は聞いたことないけどみたことある!という方が多いのではないでしょうか。
トピアリーとは、結婚式やインテリア等で飾れているボール型の人工的・立体的にアレンジされたオブジェになります。
一般的にはプリザーブドフラワーやグリーンモス、フェイクグリーン等で作られております。
ホテルの庭やテーマパークでキャラクターの形に整えられたトピアリーを目にしますよね。
最近では可愛いミッキーやハート型のトピアリーやカラフルなフェルト、ペーパーで作られたペパナプフラワーで遊び心のあるトピアリーを手作りされる方もいらっしゃるみたいです。
クリスマスにはミニクリスマスツリーとして玄関に飾るのも素敵ですね。
今回はふんわりとやわらかい色使いがロマンチックなアーティフィシャル(造花)のトピアリーに挑戦します。
天然素材の白樺の軸が作品にあたたかみを添えています。足元に配置されたベリーもたわわに実った木の実がころんと落ちてきたような、かわいらしい連想をさせてくれます。優しい色合わせのなので、ブライダルシーンにもおすすめです。
作り方
土台を作ります
今回は5種類の造花と油粘土、スタイロフォームを使用します。
造花のアレンジメントはベースも軽いので高さを出す場合は倒れやすくなってしまいます。そのため、重しになるものを入れ、安定させておく必用があります。
大きさも器によって自在に調節できる油ねんどは重しとしてとても便利です。
今回は油粘土を1/4個を使用します。
スタイロフォームもカットして花器のサイズにします。
スタイロフォームはフォームとしてはかなり硬いので、カッターなどで切り込みを入れたら、机の角などに置いて手で折り割るようにして手ごろなサイズにしてから使いたい大きさにカットすると仕上げやすいです。
また、細い茎のものなどを挿す場合には目打ちなどでいったんフォームに穴を開けてからグルーをつけて挿すと挿しやすくなります。
硬いフォームが茎などをしっかりとホールドし、運搬時などもフォーム自体が崩れて作品が壊れるというリスクが低くなります。出来上がってから運搬する必要がある
場合や、今回のトピアリーのように縦の高さが出るときなどにはおすすめのフォームになります。
ワイヤーを立てます
花器の中に重しとして油年度を入れたら、フォーム留めにするために木工用ボンドを付けて#16ワイヤーを立てます。フォームにも木工用ボンドをつけ、油ねんどの重しと
フォームがよりしっかりと接着できるようにします。
油ねんどに挿したワイヤにスタイロフォームをセットします
支柱の枝の上下はフォームに刺さりやすいように斜めにカットします。カットしたら木工用ボンドをつけ、フォームの真ん中にしっかりとまっすぐ深く挿します。これが曲がっていると作品全体がいびつになってしまうので、気をつけてくださいね。
ボールをセットします
こちらはセックというフォームを使用しています。
スタイロフォームよりははるかに扱いやすいフォームですが、生花用のものと比べると挿す感触も硬く、しっかりとお花をホールドしてくれます。
こちらは細い花材でも目打ちを使うほどのことはありません。支柱の枝に木工用ボンドをたっぷりと付け、セックボールを挿します。(高さ30cmあります)
お花を装飾していきます
メインになる大きいお花から挿していきます。ラナンキュラスはステム(茎)を2~3cm残してカットし、木工用ボンドをつけながら挿します。
ボールの中心に向かってカットしたラナンキュラスを全体に入れます。
次にバラを入れます。
こちらも2~3cm残してステムをカットします。
バラを全体に入れたところです。全体が丸くなるように意識して挿します。
アジサイを小分けにします。アジサイの花から直接のステム(茎)部分はとても柔らかいので、#26グリーンワイヤーでワイヤリングして補強します。3輪くらいをまとめて
ツイスティングします。こちらも花びらから下が2~3cmになるようにしてワイヤをカットします。
セダムも小分けにしてワイヤリングします。ツイスティングだと滑ってワイヤが抜けてしまう場合にはワイヤはお花の根元で2周させ、巻きおろして足元で2周させておろします。
アジサイとセダムを全体に配置しました。
根本の処理をします
根元の処理をします。
茎から切り離したバラの葉で覆います。
中心に向かって木工用ボンドで一周貼ったところです。
カットします
実物の枝から実と葉をカットします。こちらもステム(茎)を2-3cm残してカットします。
カットした実ものを入れます。2-3粒ずつ一緒の位置にグルーピングして挿すとまとまりができてかわいく仕上がります。
足元にも実ものを散らします。実・葉をグルーガンで貼り付けます。実はステム(茎)を全てカットしてしまいます。
リボンを作ります
3ループ(輪)のリボンを作ります。ピンクのリボンと紫のリボンを重ね、たらした状態で左手に持たせます。右手で小さい輪をつくって左手の指に持たせ、同様に中くらいの輪、大きい輪とと3つの輪を作って接続部分をワイヤで留めます。
リボンを刺し込みます。お好みで良いですが、斜め後方にくる位置に挿してるとかわいいですね。
完成です!
白とピンクの結婚式にふさわしいトピアリーができました!
デザインによっては100均で材料を集めて作ることもできますので、ぜひチャレンジしてみてください!
今回使用した商品
【造花】ソフトラナンキュラス(poppy-FA6078P)《色:Pピンク》
【造花】アストラルローズショート クリームグリーン/FA6849-C/G
【造花】YDM/プラスチックベリーピック(poppy-FG4253R)《色:Rレッド》
青山リボン/フェザーエッジ(2) 8X18 #023[両面]/30-6781-23
YDM/エッジリボン 5mm*25M /MRK-0013-LAV【01】
【ドライ】大地農園/白樺太枝バンドル 30 1束 N/75390-000
クレイ/Rococo4_9.5W8H ANTIQUE IVORY/120-276-312