松のため方
直線的な松といえば若松や門松。一見枝がとても堅そうですが、3等程度のものでしたらためることができます。
門松や1等クラスになりますと枝も太いのでためで形づくるのはちょっと難しいかもしれません。ためるなら3等やからげ松などがおすすめ。
根引き松や三光松など枝分かれの松はものによりですが、枝分かれの部分を広げることはできます。
STEP.1
ためるというのはこのように枝を曲げすこしづつカーブをつけていくことです。ポイントは両手をこのようにくっつけて少しづつギュッとしごいていくこと。
クセ付けをするイメージ。両手が離れてしまうと不可がかかり折れやすいので気を付けて。折れないように力加減を。
固いイメージの枝もやってみると意外に頑丈なものです。
STEP.2
葉っぱの部分はより柔らかいので完全にU字に曲げても問題ありません。
STEP.3
最初に比べて全体がカーブしています。極端に形を変えられるわけではありませんがデザインの中に自然な流れをつくれます。
STEP.4
若松3等右がビフォー 左がアフター
からげ松も同様に。細いのでよく曲がりました。
STEP.5
次は三光松の「ため」にチャレンジします。主軸の太い部分を曲げるのはちょっと難しいですので枝分かれ部分に動きをだしてみます。
STEP.6
枝分かれ部分は枝が細めなのでこのように曲げることができます。
STEP.7
房の小さい部分も丁寧に広げます。
一枚目と比べるとだいぶ広がりがでましたね。
いかがでしょうか。松の使い方の参考になればと思います。
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