魅惑のオータムローズアレンジ
愛知ローズファクトリーさんのイングリッシュローズをたっぷり使った
贅沢なアレンジメント。気品のある花がさらに引き立つ、
エレガントなクレセント型アレンジです。
●近藤先生よりアドバイス
バラのような通年出回る花材を上手に使うためには、
季節感のある小花や葉ものを一緒に使うといいですね!
(もちろんバラONLYでも素敵です!)
今回は秋のバラということで紅葉風の葉や、バラの実などを一緒に使いました。
春先であれば、瑞々しいグリーンの葉や春らしい小花を入れるなどで季節感を楽しめます。
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レシピで使われているアイテムがお買い得になっているかも?
【使用アイテム】
・イングリッシュローズ パット・オースティン 2~3本
・イングリッシュローズ ザ・プリンス 2~3本
・イングリッシュローズ モリニュー 2~3本
・バラ ルージュ・ドゥ・パルファム 5本
・SPバラ ソフィア 1~2本
・ローズヒップ 2~3本
・スマイラックスブラウン(染め) 1本
・アイビー ライト・セピア(染め) 2~3本
・ドラゴン柳 1本
・花器
・オアシス
今回はたっぷり贅沢なイングリッシュローズ♪
撮影日は火曜で、お花の仕入日は前日の月曜日でした。 入荷のときはつぼみでしたが、下葉処理を水揚げをすると すぐにお花がほころんできました。
イングリッシュローズは開花が早いですので お受け取り日時・保管の温度などには注意しましょう~
花器は背の高いものを選びましょう。
両サイドは下から上に花材をさしていきますので オアシスも高めにセットしてください。
近「まずはアイビーで両サイドのラインの目安を。 このラインに合わせて弓型にお花を挿していきます。」
徳「以前こちらのレシピなどでも作った形ですね~」
近「先端を使っちゃったアイビーの根元の方も捨てないで! 中心に埋めるようにムダなく使いましょう!」
日野洋蘭園さんのスマイラックス・ブラウン登場。 染めのスマイラックスです。
近「これ、見てみたかったの~(笑)アイビーもだけど、紅葉染めの葉ものがあると季節感も出せておすすめです♪」
かなりつきのよいスマイラックスでしたので、 ちょっと葉っぱをお手入れ。
近「美しいラインを見せるために、密集した葉は整理しましょう」
最初に挿したアイビーにからませるようにスマイラックスを挿し、ラインを補強します。
スマイラックスだけだとてろんと垂れてしまいますが 適度にハリのあるアイビーにからませるとうまくいきます。
おまちかね、イングリッシュローズの投入! 咲いたキレイな顔のものを中心に、先端にはつぼみのものやお花の小さなスプレータイプのものを。
先端にかけてのラインが見どころになりますので ここをうまく挿すのがポイント。
先端から中心にかけて徐々に上向きに、短く挿していくのがポイントです。
近「秋のアレンジなのでオレンジ、黄色などの紅葉カラーに紫、ダークピンクなどの深みのある色を選んだの。 紅葉の葉っぱとの相性もいいでしょ?」
武「もし春に作るんだったら紫の代わりに淡いピンク色とかでもいいかな~」
視点を引いて、全体を見ながら形をチェックしましょう。 先端には市川バラ園さんのSPバラ「ソフィア」
近「こんな感じでお庭に生えているような茎がカーブしたバラも、このデザインには使いやすいのよね(^^)」 作るデザインによって向くお花も様々なのです。
バラの実を入れます。 今日の入荷のものは、緑色の葉っぱもついていました。
近「やっぱりバラとの相性はばっちりね(笑)季節感も出るでしょ?」
お花を挿しおわったら、少しスマイラックスを足しましょう。
近「余分な葉は落として、細くして使いましょう~」
仕上げのスマイラックスはお花を邪魔しないように、 奥のほうにからませながら少しだけあしらう感じです。
仕上げはドラゴン柳をアレンジにからませて遊ばせます。
近「細めの柔らかい枝が使いやすいですよ。これもあまりたくさん使いすぎるとうるさくなってしまいますから・・・ 使う時は少しだけ、ラインの美しさを邪魔しないようにあしらってください。」
ザ・プリンス 赤っぽく写っていますが、ほんものは濃い紫色。 作っているうちにも開いてきて、作り終わる頃にはちょうどよい感じ。
向かって右から。 弓型のライン、お花の出方をよーく観察して練習しましょう!
真横から。 三日月を逆さにしたようなラインが理想的!
近「英国王室御用達!って感じかしら(笑)」
徳「こんなバラがたくさん庭に咲いてたらいいな~ 毎日切って楽しみ放題!」
武「なんかベルばらの世界??」 イングリッシュローズはモダンローズとオールドローズを掛け合わせてできた、デビッド・オースティン氏が発表したバラです。最初の発表は1969年と比較的新しいものですので 「ベルばら」のフランス革命のころにはまだなかったんですね~。ベルばら時代にはベルサイユ宮殿にはバラはあったのでしょうか?