そろそろフラワーショップでは春の花がちらほらと並んでいます。
「早春の花」といえば、みなさん何を思い浮かべますか。
まだまだ寒い季節が続きますが、年が明けたらもう気分は春♪
ということで、今回は早春の花をラナンキュラスをたっぷりと使ったバスケットアレンジをご紹介します。
【材料を用意します】
花器は、少し大きめのナチュラルな取っ手つきのバスケットです。
間口の広いバスケットは、思いのほか花材がたくさん入ります。
レッスンなどでバスケットを使う場合は、予定していた花材の量では埋まらなかった!
ということにならないよう大きさ選びに気をつけてくださいね。
メインの花は早春の花、ラナンキュラスを選びました。
色も春らしく淡くてかわいらしい色合わせにしています。
アレンジにニュアンスを加える小花には、ヤグルマソウとランタナのピックをチョイス。
ナチュラルアレンジには先端の軽やかな花材を1つは入れておくと雰囲気が出しやすいですよ。
隙間を埋めるスノーボール、そしてグリーンは2種類用意しました。
ワイヤーは#24裸ワイヤーとグリーンワイヤーを、フローラテープはグリーンを用意します。
【花器にフォームを設置します】
ライナーのついていないバスケットに直接フォームを入れるとフォームの粉が落ちる場合があります。
粉落ちを防ぐため、今回はOPPシートを敷いてからフォームを入れました。
バスケットの高さの8分目くらいの高さまでフォームを入れます。
【花材のワイヤリングをします】
ラナンキュラスは花をそれぞれ切り分けてワイヤリング、テーピング。
つぼみも1つずつワイヤリングしておきます。
茎がそのまま使えるラナンキュラスは長めにカットして使用します。
ヤグルマソウも花をひとつずつワイヤリング、ランタナも数パーツに分けて準備します。
スノーボールも花を1枝ごとに、リーフも数パーツワイヤリングしておきます。
グリーンも数パーツに分けてワイヤリングします。
アイビーは長めのツルも数パーツ作ります。
以上で花材の準備ができましたのでアレンジをしていきましょう!
【大きいラナンキュラスから入れていきます】
今回のアレンジは、全体にこんもりと丸い「ラウンド型」に作っていきます。
メインとなるラナンキュラス大を入れます。
アレンジの中心付近に、高低差をつけながらさしていきます。
つぼみも花の近くに入れておきます。
次にイエローのラナンキュラスを入れます。
バスケットに取っ手がある場合は、TOPのお花と取っ手との間に少し空間を残してアレンジするほうがきれいに見えます。
ライトピンクのラナンキュラスを入れます。
バスケットからこぼれ咲いているような雰囲気を出したかったので数本のラナンキュラスを下向きに入れました。
茎のカーブも上手に利用すると自然な雰囲気を出せますよ♪
後ろにも数本のつぼみとお花を入れています。
このアレンジは三方見で作っていますが、アレンジの後ろにも少しお花が入れておくと奥行感がでますよ。
グリーンのラナンキュラスを入れます。
アレンジの右下と中央左側はスノーボールを入れたいので空けてあります。
同じ種類の花材(今回はラナンキュラス)をたくさん使う場合は、
全体にまんべんなく入れてしまうとアレンジが単調になりがちですので入れ方に強弱をつけるといいですよ。
後ろにもグリーンのラナンキュラスを数本いれました。
次にスノーボールを入れます。
先ほど空けておいたスペースには大きいパーツを埋めるように入れます。
後ろからもチェックしてみましょう。
大きいパーツを1つと小さいパーツ数パーツをバランスよく後ろと側面に入れています。
アイビーを入れます。
左下に長めのパーツを思いきって垂れさがるように入れてナチュラル感を出しています。
後ろにはグリーンを多めに入れています。グリーンも長さが単調にならないように凹凸をつけて入れましょう。
次にセージのリーフを入れます。
正面右下はセージを垂らしてアイビーとのバランスをとっています。
また中央下にも1パーツ入れておくとラナンキュラスが引き立ちますね。
残りのリーフは側面と後ろに入れておきましょう。
残っているスノーボールのリーフパーツもここで隙間のある場所に入れておきましょう。
ヤグルマソウを入れます。
左側には長めのパーツを垂れるように入れました。
小花はニュアンスを出すために飛ばすパーツを上手に使い分けるとアレンジがよりナチュラルになります。
最後にランタナを入れます。
ランタナも先端の軽いものは飛ばすとアレンジに動きをつけることができますよ。
完成しました!
ナチュラルな花材が多いので、全体的にきっちりと作りこまずふんわりと入れると雰囲気がでます。
アーティフィシャルフラワーは茎やリーフも使えるので、小花などの枝の曲がりも上手に利用するとより空気感のあるアレンジになりますよ。
左右からもチェックしてみましょう。
取っ手のある部分は花を入れづらいですが、リーフなどでさりげなくカバーするとよいですね。
正面だけではなく横からの見え方も意識して作ると、バランスのよいアレンジになります。
お花の向きはすべて正面に向くのではなく、少しずつ角度を変えて入れることで見栄えもよくなりますよ。
バスケットアレンジは軽くて花器が割れる心配がありません。
お子さんのいらっしゃるご家庭でも安心して飾れますのでプレゼントにしても喜ばれますよ♪
春のお花とバスケットはとても相性がよいのでぜひ作ってみてくださいね。
今回使用した花材はこちらっ♪
●アレンジ花材●
カルチベーター/グレー経木角型中4号手付籠/016411【01】
【造花】YDM/エレガントラナンキュラス パープルホワイト/FA6833-PUW【01】
【造花】YDM/レアードラナンキュラススプレー ライトピンク/FA6991-L/P【01】
【造花】YDM/レアードラナンキュラススプレー ライトイエロー/FA6991-L/Y【01】
【造花】YDM/ミニラナンショート グリーン/FA6999-GR【01】
【造花】YDM/ボタニカルヤグルマソウ クリームブラウン/FA-7109-CBR【01】
【造花】YDM/ランタナショート ホワイト/FA-7147-W【01】
【造花】YDM/ランタナショート グリーン/FA-7147-GR【01】
【造花】YDM/フレッシュスノーボール(poppy-FA6164GR)《色:GRグリーン》【01】
【造花】YDM/セージスプレー グリーン/FG-4838-GR【01】
【造花】YDM/イングリッシュアイビーショート グリーン/FG4675-GR【01】
●資材●
裸ワイヤー 45cm #24 200本/91-3524-0
YDM/フローラルテープ「d」 ライトグリーン 1巻/MB-1101【激安】
この記事を書いた人
- フレーズ 柘植恭子
- 横浜市で資格もとれるフラワースクールを開校しています。
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