春光

春光

ブルー、イエローの対比色ですっきりと清楚にまとめたお正月アレンジです。
蛇の目松の黄色の葉との相性を工夫した花材です。
ウンリュウ梅のくねるラインを横に流して線の面白さも表現しました。
光の色を思わせるイエロー系で輝かしい一年になりますように!

●近藤先生よりアドバイス
ドイツ・ヨーロピアンのフラワーデザインでいうところの
「フォーマルリネアール」といわれるデザインです。
花の形(フォルム)と線(リニエ)を強調ずるデザインは
日本の生け花にも通じるところがありますね。

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【使用アイテム】

・オリエンタルユリ コンカドール 2本
・長崎マム フィシャンパンゴールデン 3本
・ピンポンマム黄色 2~3本
・アイリス ブルー 3本
・じゃのめ松 大 1本
・やつでの葉 2~3枚
・雲竜梅S 1本

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黄色系の百合、マムに対比色のアイリスがきれい!

徳「梅はまだ咲いてないんです~;;」 (ちなみにここの状態から2週間程度してから咲きました(^^;)
近「でも枝ぶりがすごく面白い枝物だから、花が咲いていなくても とても見応えがありますよ!」

近「ウンリュウ梅には「線」の強調に役目をお願いしましょう。 よこに伸ばして挿します。
徳「やっぱりこのうねり具合が~1本でも様になりますね!」 (横に挿す場合は、オアシスは少し高めにセットしておきましょう!)

メインになるユリを挿します。
近「咲いていれば1本でもいいですが、 ちょっとつぼみなので咲いているところを選んで2本使います。」 足元に固めて「かたまり」部分の作ります。

近「ヤツデは面の役割。モンステラなどの葉ものでもOKです。

数枚を重ねて面の面積をボリュームアップ! 全体にではなく、アシンメトリーさを強調して左側だけに。

近「じゃのめ松がこの色がポイントよね~ 今回はしゃのめ松の色を活かす花材を考えてみたの。」

適宜短く切り分けて全体に松を挿します。 足元、左右、中心にも。 あまり葉っぱや枝別れが多い場合は葉を落して使います。

近「アイリスもいれましょ~。高さを変えて・・・ 縦に伸びるラインも強調できます。 ほら、対比色が際立ってきれいでしょ?」
徳「ほんと、ブルーと黄色でお互いに引きたつ感じ! お正月ぽくて新鮮な雰囲気ですね。」

マム フィシャンパンゴールデン ちょっとコクのある感じのクリーミーな黄色のマムです。
近「今日はユリの色が淡めだからかえって良い感じね。」

ちょっと見えづらいですが右のほうに2~3本あしらいました。 全体が埋まってきました。

ピンポンマムも入れます。
近「マムは葉色が濃いから、あまり葉が多いままだとと沈んじゃうの。葉っぱはお手入れしてつかいましょう。」

足元に数本ピンポンマムを。 横並びになるとかっこ悪いので 近くに配置するときは、ななめに配置するように。

アイリス、もう1本いれました。
近「黄色の分量が多いのでもう1本くらいあってもいいかな。」 前面の足元はヒカゲカズラでカバー。

バック処理も忘れずに。 ここはやはり松を使って・・・
近「葉っぱも多いので広い面積をカバーできます。

徳「光のあたる窓辺なんかがいいですね~。 まさしく「春光」って感じです!」
近「ウンリュウ梅が咲いてきたら、線の部分ももっと華やかになるわね。」
徳「ヨーロピアンデザインと言われると意外な感じですけど 和の花材を使うとすっかり生け花テイストですね(^^;)」



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